骨の矯正では、いわゆる身体の「歪み」を治していきます。身体が歪んでいると様々な支障をきたしてしまうからです。 そもそも人間が「直立」できるのは、シーソのように「テコの原理」をつかって最小限の筋力で身体を支えているからです。背骨はこのシーソの軸の役割を担っています。なので「背骨のゆがみ」はシーソの軸をずらしてしまいます。軸がずれればテコのバランスは崩れてしまいます。このために部分的な筋肉や関節に負荷をかけてしまうのです。こうしておこる代表的な症状として次のものがあります。

• 肩こり
• 腰痛
• 首の痛み
• 背中の痛み
• 四十肩・五十肩
• 頭痛
• 不良姿勢
• O脚・X脚

　また、シーソーの役割のほかに背骨は神経を通すパイプのような役割も担っています。背骨のなかには、脊髄という神経の幹にあたるものがあり、ここから神経の枝が全身に伸びています。背骨のゆがみは、神経の根元の部分を障害してしまいます。根元が障害されると、その先の枝の全ての機能が低下してしまうのです。このような時の代表的な症状として次のものがあります。

• 坐骨神経痛
• 頭痛
• 腕のしびれ・冷え
• 部分的な筋力の低下

　これらの症状は程度によって、骨の矯正による効果が得られます。症状が重い場合には他の医療機関と合わせて骨の矯正を行うのが最も良い効果をうむと考えられます。