包帯固定
包帯での固定の主な目的は
汚染、外力から創部を保護し、腫脹、出血部を圧迫する事。
捻挫、脱臼、骨折の患部を安定させて、疼痛を緩和させる事。
となっています。
上記1のための包帯法では、巻軸帯(薬局などでもおなじみの綿素材の包帯)、弾性巻軸帯(巻軸帯にくらべ伸び縮みする包帯)、絆創膏帯などの包帯を使います。
四肢には環行帯、蛇行帯、らせん帯(走行帯)、折転帯を、関節部には8字帯など、様々な方法の中から巻く場所、巻く目的によって使う手技を変えて対応しています。
上記2のための代表的な包帯法としてはギプス包帯、副子包帯が挙げられる。この特殊型にコルセット、頚部固定カラー、クラビクルバンドがあります。
基本包帯法としては、環行帯、螺旋帯、折転帯、亀甲帯、麦穂帯があり、こちらも上記1の場合と同様に使う手技は巻く場所と目的によって様々です。
包帯固定の際、緊縛包帯(しめつけすぎ)になってしまったりすると、神経や血管を圧迫し、思わぬ障害をおってしまうこともありますので少しでも技術や経験のあるものが巻くほうが良いでしょう。
テーピング
テーピングとはスポーツ用のテープを関節や筋肉の部分に巻いて固定することをいいます。主な目的は
テーピングの場合は巻き方によっては皮膚が傷ついたりしてしまうので、ご自身で巻く際は気をつけてください。 巻き方は、部位や目的によって大きく違いがありますので包帯と同様に、できるだけ技術のあるものが巻くほうが良いと思われます。