アスリートから俳優さんまで様々な方を指導したプロトレーナーがしっかりとこりかたまった筋肉をやわらげます
体が硬いのは、関節の可動範囲が狭いのではなく、筋肉の伸縮力が少くなっているのが原因な場合があります。
筋肉の筋繊維は、サルコメアという伸び縮みする筋原繊維などからできていて、長い間筋肉を伸縮する運動をしていないと、このサルコメアが縮んだままの状態になり、その結果体が硬くなってしまいます。
ストレッチを続けると縮んだまま状態のサルコメアの割合が減少し、筋肉が柔らかくなるので、柔軟性や瞬発力などを向上させることができます。
ストレッチの種類
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静的ストレッチ 関節を動かして目的の筋肉をゆっくり伸ばし、適度に伸びたところで20秒ほどその状態を保持するような手技です。 伸張反射がおきないようにゆっくりと行います。
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動的ストレッチ 関節を繰り返し動かして、目的の筋肉を何度も伸び縮みさせるストレッチです。反動などはつけずにスピードをコントロールして行います。これはウォーミングアップに適しています。
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バリスティックストレッチ 反動をつけて筋肉を伸ばしていく方法で、柔軟体操のようなストレッチです。ラジオ体操がこれに入ります。
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PNFストレッチ(固有受容性神経促通法) これは、主にリハビリテーションなどで用いられる手技のひとつです。特徴は対角線・螺旋系の人体の動作に注目し、反射を起こさせることにより、神経・筋機能の向上、各関節の可動域の回復をはかるストレッチだということです。このストレッチは「すべての人間が持っている’潜在能力’を引き出すための理論」となっています。また、固有受容器(位置・動き・力を感知するところ)を関節の圧縮・牽引・筋の伸張・運動抵抗などにより刺激することによって末梢神経疾患のみでなく、中枢神経疾患の治療としても用いることが出来ます。当院ではこのPNFに特に力を入れています。